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情弱のメモ帳

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Android端末から自宅PCの動画をストリーミング再生するアプリ「Qloud Media」

2011-12-30(金)記述
突然ですが,スマートフォンは便利です.(使いこなせば)
しかし,内蔵ストレージが少ないため,動画などを入れた日には…
その上,高解像度の動画は再生するとカックカクと言う悲しい状態です.
 
そこで,動画データ自身は自宅PCにおいたまま,
Android端末でストリーミング再生を行えると便利ですね.
 
目的
Qloud Mediaを使って3G回線から自宅の地デジ動画を録画したtsファイルの再生
およびtsファイルをx264でエンコードしたmp4ファイルの再生
(回線速度やビットレートによって多少表示が止まりますが,とりあえず見れればOKで)
 
実現方法
自宅PCに「Qloud Server」のインストール&共有フォルダの設定
Android端末に「Qloud Media Free」をインストール&サーバ認識用の暗証番号入力
 
今回の内容
  ・「Qloud Media」とは
  ・自宅PCの設定
  ・Android端末の設定
  ・おまけ 高度な設定
 
環境
自宅PC
  OS : Windows7 Ultimate32bit
  CPU : Intel core i3 2100T
  メモリ : 3GB
  使用ソフト : Qloud Server v2.2
Android端末 docomo SH-12C
  使用アプリ : Qloud Media Free v2.2
 
 
■□■Qloud Media」とは■□■
Android 1.6 以上で動作して,自宅PC上にある動画や音楽,画像を
Android端末でストリーミング再生する無料アプリです.
PCにサーバソフト「Qloud Server」,Android側にクライアントアプリ「Qloud Media Free」を
導入することで使用できます.
 
PC側でトラストコード(Android側で再生できる形式に変換)してくれます.
そのため,非力なAndroid端末でも再生可能です.
ただし,PC側はWindowsでCore2duo以上のCPUを搭載しているパソコンが必須環境となります.
(トラストコードって結構CPU使うんだ)
 
利点
  ・無料アプリ(広告なしの有料版もあり)
  ・サーバPCへの負荷が下↓に挙げているアプリよりも軽い
  ・再生開始までが速い
  ・動画のシークができる(そこそこの速さ)
  ・画質(ビットレート調整)が可能
 
同種のアプリ
Orb Live FreeAndrorb - Orb on your Mobile
この2つは動画がうなくトラストコードされないことが多いとの噂(試してないのでなんとも…)
つまりうまく再生できないよ っと言うことですね.
 
PLEX
なかなか有能だという噂です.
画質は「Qloud Media」より上らしいですよ.
ただし,有料アプリで現在388円です.
(お金払いたくないのでためしてませんよ勿論)
 
 
■□■自宅PCの設定■□■
「Qloud Server」のインストーラをダウンロードします.
入手先 ;QiSS App - Enjoy and kiss mobile life http://app.qiss.mobi/?p=121
 
ダウンロードしたインストーラを起動して,ひたすら「Next」を押していけばインストール完了です.
途中で「Create a desktop icon」(デスクトップにショートカットを作成)があるので,ご自由にチェックのon/offを
 
初回起動すると,Windowsファイヤーウォールがネットへの接続を求めてくるので許可します.
※別のファイヤーウォールソフトを使用している人は各自で設定が必要かもしれません.
 
共有フォルダの設定を行います.
ここで設定したフォルダにAndroid端末からアクセスできます.
右上の[追加]をクリック→Android端末からアクセスできるフォルダを指定します.
  タイプ : ビデオ,音楽,画像から選択
  名前 : Android端末でアクセスしたときに表示されるフォルダ名です
  パス : PC上の実際のパスです
 
 
 
Android端末からアクセスするために必要な12桁の暗証番号を確認します.
画面左の[ネットワークアクセスをクリックすると下の画面になります.
「暗証番号」が表示されているのでメモします.
  暗証番号 : Android端末からアクセスする際に必要な番号
 
×ボタンを押してもタスクトレイに格納されます.
終了したい場合はタスクトレイのアイコンを右クリック→[終了]
 
スタートアップに登録
PC起動時に自動でQloud Media」が起動するようにします.
(手動でソフトを起動したい人は不要です.)
[スタートメニュー]→[すべてのプログラム]→[スタートアップ]を右クリックして[開く]
スタートアップフォルダにQloud Mediaのショートカットを作成しておきます.
 
スタートアップさせてウィンドウが表示されても邪魔なので,最小化状態で起動させます.
画面左の[設定]→「起動する時から最小化」にチェックを入れます.
 
 
■□■Android端末の設定■□■
マーケットで「Qloud Media Free」で検索すれば見つかると思うので,
インストール方法は割愛します.
 
アプリを起動すると下のような画面が表示されます.
[サーバーを追加]をタップ→[入力サーバーのPIN]をタップ→PC側で確認した12桁の「暗証番号」を入力
 
 
すると,先ほどの画面に自宅PCが追加されます.
タップすると共有フォルダにアクセスできます.
 
 
動画の操作画面
ちなみに画面表示は縦横両方の表示に対応
端末を縦向きにすれば縦用の操作画面になります.
再生中の画面はキャプチャできませんでしたorz
白く消したところに動画ファイル名が入りますが,分かる人なら何の動画一発ですねw
 
ビットレートは128kbps(最低)~5120kbps(最高)の範囲で設定できます.
PC側のCPU使用率は20~30%でした.(core i3 2100T)
3G回線からの再生では,
tsファイルとそれをエンコしたmp4を試しましたが,256kbpsだと多少止まります.
128kbpsだと止まらず見れました.(画質悪いですが)
しかしmicroSDに入れて直接再生したときと違ってカクついて見れない状態にはなりませんでした.(超ビックリです(゚д゚)!)
wifi(同一ネットワーク)接続なら5120kbps(wifiデフォルトは1024kbps)でもラクラク再生できます.(画質素晴らしいヮ(゚д゚)ォ! )
トラストコードの効果ですね.
とりあえず再生はできました.見れればいい人画質ですが...
いや十分神アプリだと思いますがね
 
音楽再生
mp3と動画から抽出したaacファイルは再生できました.
繰り返し再生やシャッフル再生にも対応
こちらは読み込んだ部分なら自由にシークできて便利ですね.
途中でとまることはほぼありませんでした.
 
 
■□■おまけ 高度な設定■□■
ここまでで動画と音楽のストリーミング再生は可能になりました.
おまけでセキュリティ性が上がる(と思われる)方法を紹介します.
※結構手間がかかります.
 
上では12桁の「暗証番号」を用いて接続しましたが,
ドメイン名(まぁグローバルIPアドレス)を使って接続することができます.
その場合,Qiss PINをサービスに情報を登録する必要がなくなります.
従って,(おそらく)「暗証番号」でのアクセスはサービス経由なのに対して,
ドメイン名でのアクセスはAndroid端末と自宅PCを直接繋げるため,
(おそらく)セキュリティ性が上がります.(たぶん… おそらく… だといいなぁ…)
 
やり方を説明します.
それにあたり,前提条件としていくつか必要な設定があります.
  ・サーバPCのIPアドレスの固定 (参考 Windows7でのプライベートIPアドレスの固定)
  ・ダイナミックDNSサービスの登録&設定
  ・(ルータがUPnP非対応ならポートマッピング設定も必要 最近のルータなら不要なはずですが)
これらの設定はネット経由で自宅PCにアクセスするための設定ですね.
これらについては,以前のブログで書いたので割愛します.
 
本題いきます.
まずPC側の設定です.
サーバ情報について
  名 : サーバPC名
  外部アドレス : PCのグローバルIPアドレス
  外部ポート ; 使用するポート番号(デフォルトでは8888ポート)
  ローカルアドレス : プライベートIPアドレス
 
セキュリティ性向上のために使用するポートを変更します.(やらなくても使えますよ)
「ローカルポート」に使用したいポート番号を入力→[応用]をクリック
→「外部ポート」の表示が入力したポート番号に変わります
「設定」の「QiSS PINをサービスに登録」のチェックを外します→[再試行]をクリック
 
これでルータのポートが自動的に開放(通信可能状態)されます.
※[再試行]をクリックしないとルータ側のポート設定が変わりません.
※「自動的にルータのポートをマップする」のチェックは外さない.
 
念のためにルータの設定を確認(まぁ不要ですが)
UPnP対応の場合のルータの設定画面の例(ルータはNEC Atermです)
サーバPCのIPアドレスにポート7777番からTCPでの通信が許可されています.
UPnP非対応(ほぼありえないけど)の場合は,ルータでポートマッピングの設定を行います.
(ここでさらしているので私の実際の設定は変えていますが)
 
Android端末にサーバPCを登録する方法が変わります.
[入力サーバーのアドレス]をタップ
→「ホスト名」にDDNSサービスで取得している自宅ネットワークのドメイン名(またはグローバルIPアドレス)
 「ポート」に上で設定したポート番号を入力→[保存]
→これでサーバPCが表示されるはずです.あとの操作は同じです.
 
 
 
■□■参考■□■
Qloud Media : パソコンに保存した動画をAndroidで楽しもう!Androidアプリ1898 http://octoba.net/archives/20110803-android-1898.html 閲覧日11-12-30
自宅PCの動画を出先のスマホやタブレットで見るいくつかの方法 — こたメモ http://skota.jp/346.html 閲覧日11-12-30
 
 

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Windows7でのプライベートIPアドレスの固定

11-12-30(金)記述
この前リモートデスクトップ関連でIPアドレスの固定方法は書いたのですが,
これ単体で書いておこうと思います.
 
目的
Windows7環境でプライベートIPアドレスの固定
 
今回の内容
  ・IPアドレスとは
  ・IPアドレスを調べる
  ・IPアドレスの固定
 
 
■□■IPアドレスとは■□■
IPアドレスとは,PCなどを個別に認識する住所みたいなものです.
通常はルータに備わっているDHCPサーバ機能によって,PC起動時に自動でIPアドレスが付けれらます.
つまり,起動するたびにPCを識別する住所:IPアドレスが変わります.
 
ネットワーク関連で色々やるために,住所が毎回違うと困ります.
そこでIPアドレスを調べ,PCを起動し直しても,同じIPアドレス(住所)になるように固定します.
 
 
■□■IPアドレスを調べる■□■
1.[スタートメニュー]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コマンド プロンプト]でコマンドプロンプトを起動
2.コマンドプロンプトで「 ipconfig 」と入力
図の赤枠情報はIPアドレスを固定するため,あとで使用するのでメモしておきます.
(コマンドプロンプト起動しっぱなしでもいいですが)
  ※↓これらの値は環境により異なります.
  IPv4アドレス     :192.168.0.2(DHCPでPCに自動割り当てされたアドレス)
  サブネットマスク     :255.255.255.0
  デフォルトゲートウェイ :192.168.0.1
 
 
■□■IPアドレスの固定■□■
1.[コントロールパネル]→[すべてのコントロールパネル項目]→[ネットワークと共有センター]を開きます.
   (他にも[ネットワーク]を右クリック→[プロパティ]などでも開けます.)
2.[アダプターの設定の変更]をクリックすると,現在ネットに接続しているアダプタが表示されます.
 
 
3.(複数の場合,有効なものを)右クリック→[プロパティ]
 
4.[インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)]をクリック(※チェックボックスは弄らない)→[プロパティ]
5.「IPアドレスを調べる」で調べた情報を入力→[OK]
「インターネット…のプロパティ」ウィンドウ 「IPアドレスを調べる」で調べた情報
IP アドレス 192.168.0.X (※1)
サブネット マスク 255.255.255.0
デフォルト ゲートウェイ 192.168.0.1
優先 DNS サーバー 192.168.0.1(デフォルトゲートウェイと同じ)

 
 
※1 IPアドレスの重複回避
今回調べたPCのIPアドレスは「192.168.0.2」でした.
家庭内(同一LAN内)に1台のみPCがある場合
IPアドレスの重複はありえないので,
上で調べたIPアドレスを入力(今回の状況では「192.168.0.2」)
 
家庭内(同一LAN内)に複数PCがある場合
「192.168.0.X」を入力
IPアドレスは4つ区切りで表しますが,前3つ分は調べたものと同じ値を入力(今回の状況では「192.168.0」)
最後の1つ分Xは「家庭内のPC数+1以上の数値(2~255の範囲で)」を入力
例;家庭内のPC数が3だとすると,「Xは4~255」の値にする→たとえば「192.168.0.11」
 
その理由ですが,他のPCはDHCPサーバによって自動的にIPアドレスが割り振られます.
そのためIPアドレスを固定すると,起動する順番によって他のPCのIPアドレスとの重複(ネットに繋がらなくなる)が起こる可能性があります.
 
(根拠なしの個人的な考えですが)
家庭内なのでプライベートIPアドレスはおそらく「192.168.0.X」になるであろう.
デフォルトゲートウェイのIPは「192.168.0.1」になるであろう.
IPアドレスの自動割り当ては小さい数値から順につくだろう(192.168.0.2→192.168.0.3→192.168.0.4→…)
→固定したいPCのIPアドレスのXは「家庭内のPC数+1以上の数値(2~255の範囲で)」なら重複しない(と思われます).
 

UltraVNCでのリモートデスクトップ -後編- (インターネット経由での設定)

11-12-29(木)記述
前編で同一ネットワーク(家庭内ネットワーク)でのリモートデスクトップが可能になったため,
次はインターネット経由でのリモートデスクトップを行います.

参考 : UltraVNCでのリモートデスクトップ -前編- (同一ネットワーク内での設定)

目的
  インターネット経由でのリモートデスクトップ
 
実現方法
  IPアドレスの固定(前編で完了済み)
  ルータのポートマッピング
  ダイナミックDNSの設定
  UltraVNC サーバ側インストール&設定(前編で完了済み)
  Androidケータイ VPNクライアントソフトのインストール&設定
ネットワーク構成のイメージ
クライアント(Androidケータイ)→<インターネット:DDNSで自宅ネットワークの特定&アクセス>→ルータ→<家庭内ネットワーク:ポートマッピングでサーバPCに繋がる>→サーバPC
 
今回の内容

  ・グローバルIPアドレスとは
  ・ルータのポートマッピング設定
  ・ダイナミックDNSとは
  ・ダイナミックDNSの設定
  ・ファイヤーウォールの設定
  ・Androidケータイ VPNクライアントソフトのインストール&設定
 
環境
サーバ側
  PC Windows7 Ultimate 32bit
  VNCサーバソフト : UltraVNC ver.1.0.9.6.1
クライアント側
  Androidケータイ docomo SH-12C
  VNCクライアントアプリ : RemoteVNC Pro w/Ad 1.8.4
 
 
■□■グローバルIPアドレスとは■□■
あまり詳しくないので適当です.
IPアドレスにはグローバルIPアドレスと,プライベートIPアドレスと言うものがあります(IPv4の場合).
プライベートIPアドレスは,前編で調べたIPアドレスです.同一ネットワーク上でのみ使用できるIPアドレスです.
グローバルIPアドレスは,インターネット上でのIPアドレスです.
家庭内ネットワーク(同一ネットワーク)からインターネットにアクセスする場合は,どのPCからアクセスしても,
すべて同じグローバルIPアドレスでインターネットに接続することになります.
 
つまり,ネット上での住所:グローバルIPアドレスと,家庭内での住所:プライベートIPアドレスが別々に存在します.
ルータのIPマスカレードと言う機能で,グローバルとプライベートIPアドレスを関連付けることで,ネットにアクセスできる訳です.
一般的なネットワーク構成
  インターネット--<グローバルIP>--ルータ--<プライベートIP>--PC1,PC2,PC3…
こんな感じ
PC1,2,3は別々のプライベートIPアドレスを持つ
PC1,2,3はすべて同じグローバルIPアドレスでネットに繋がる

問題点
  1.ネット側から見ると,グローバルIPは同じ値なので,どのPCからアクセスしているのかわまりません.
   (プライペートIPアドレスはネット上からはわからないため)
  2.グローバルIPアドレスも動的にアドレスが割り振られる.(つまり住所が勝手に変わる可能性あり)
 
解決策
  1.ルータのポートマッピング機能を使う.
    ネット側からアクセスがあったとき,どのPCに繋ぐかを予め決めておく
  2.ダイナミックDNSサービスを使う
    ドメイン名を取得して,グローバルIPが変わっても解かるようにする
   (プロバイダ側のサービスでグローバルIPアドレスを固定することもできるが,お金を払う必要があるので今回はやりません)
 
 
■□■ルータのポートマッピング設定■□■
「グローバルIPアドレスとは」で書いたように,ネット側からアクセスがあったとき(ネット経由でリモート操作しようとしたとき),
どのPCに繋ぐかを予め決めておきます.
前編でプライベートIPアドレスの固定を行ったため,「どのPCに繋ぐかわからないよ」という問題は起こりません.
 
1.ルータの設定画面にアクセスします.
  ブラウザ(Internet Exprorerなど)を起動→アドレスバーに前編で調べたデフォルトゲートウェイのIPアドレス(おそらく192.168.0.1)を入力
 
2.ポートマッピング機能の設定
  ※この設定はルータによって設定が異なるので,各自ルータの説明書を参考
  ポート番号:5900に対して,TCPでのアクセスがあった場合には,サーバPCのIPアドレスに繋ぐように設定します.
  私の環境では,ルータはNECAtermを使用しています.
  ↓これはその設定画面です.
  TCPでポート5900に接続があったとき,サーバPCのプライベートIPアドレスに接続します.


 
■□■ダイナミックDNS(DDNS)とは■□■
動的に割り当てられるIPアドレスと、そのホスト名の対応を、動的に登録・管理する仕組み(Wikipediaより)
分かりにくいので,
グローバルIPアドレスは,プライベートIPアドレスと同様に動的に変化します(つまり住所が勝手に変わります).
プライベートIPアドレスの固定は前編でやった通りですが,グローバルIPアドレスの場合は,
プロバイダにお金を払う必要があります.
お金は払いたくないので,「自宅ネットワークのネット上での住所:グローバルIPアドレスがネット経由でわかるといいなぁ」
ってことで,それをわかるようにするサービスです.
 
それにはDDNSサービスを使います.
DDNSサービスでドメイン名と言うものを取得し,自宅ネットワークのグローバルIPアドレスと関連付けます.
グローバルIPアドレスが変わった場合,ルータの機能や特定のソフトを使うことで,
サービス側の情報を更新して,自宅ネットワークの住所がわかるようにしてくれます.
 
 
■□■ダイナミックDNSの設定■□■
DDNSサービスには有料・無料のものがあります.
私は無料の「CyberGateのDDNSサービス」を使っています.
http://cybergate.planex.co.jp/ddns/
ググれば他にもいくつかあります.
 
1.無料会員登録すると,ドメイン名を取得できます.
 
2.取得したドメイン名と自宅ネットワークのグローバルIPアドレスを関連付けます.
  これでグローバルIPアドレスが変わっても,ネット経由で自宅ネットワークにアクセスできます.
  やり方は主に2つ
  ・ルータの機能で関連付け
  ・サーバPCを使って関連付け(私はこっち)

・ルータの機能で関連付け
  最近のルータにはDDNSの更新機能がついているものがあり,グローバルIPアドレスが変わると,
  自動的にDDNSサービスにアクセスして,情報を更新してくれます.
  
  家のルータはBIGLOBEの有料DDNSサービスしか対応していないので却下

・サーバPCを使って関連付け
  「DiCE」というソフトを使います.
  入手先 :http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/
  設定方法
    ダウンロードしてインストール(やり方は割愛)
 
    スタートメニューから「 DiCE DynamicDNS Client 」を起動
    メニューバーの[イベント]→[追加]で以下のような画面が表示されます.
    DDNSサービスの情報を記入(赤枠部分)→[保存]
      説明 : 自分がわかるような名前を付ける
      ホスト名,ドメイン名 : DDNSサービスから与えられたもの
      パスワード : DDNSサービスへのログインパスワード
      頻度 : DDNSサービスにグローバルIPアドレスの情報を送る頻度
 
    ウィンドウに今入力した情報が追加されるので右クリック→[今すぐ実行]してDDNSサービスの情報を更新しておく
 
    メニューバーの[オプション]→[環境設定]→「最小化で起動する」にチェック→[OK]
 
    [スタートメニュー]→[すべてのプログラム]→[スタートアップ]を右クリックして[開く]
    スタートアップフォルダにDiCEのショートカットを作成しておきます.(これでPC起動時にDiCEも起動する)
 
 
■□■ファイヤーウォールの設定■□■
サーバPC側での設定です.
受信設定で5900ポートからのtcpでの通信を許可します.
※実は不要かも
 「UltraVNC」をインストールすると自動で設定されるみたい
※Windowsファイアウォールを使用していることを前提としています.
 他のファイアウォールソフトを使っている人は各自で設定して下さい.
 
念のために確認
1.コントロールパネル]→[すべてのコントロールパネル項目]→[Windowsファイアウォール]→画面左の[詳細設定]
2.画面左の[受信の規則]をクリック→中央に表示されるリストに「vnc5900」があることを確認
「vnc5900」がない場合
3.画面右の[新しい規則...]をクリック→5900ポートからのtcpでの通信を許可して下さい
 
 
■□■Androidケータイ VPNクライアントソフトのインストール&設定■□■
今回はAndroidケータイで試しました.
もちろんWiMAXやモバイルルータなどがある人なら,
前編のようにPCから接続もできるはずです.
 
試したアプリ
・アンドロイド-のvnc - viewer(android-vnc-viewer) ver.0.5.0 (失敗)
  コネクション名 :適当に名前を付けて下さい
  パスワード : サーバPCのUltraVNCで設定したパスワードを入力
  アドレス : DDNSサービスのドメイン名を入力(同一ネットワーク内ならプライベートIPアドレス)
        DDNSサービスでグローバルIPアドレスとドメイン名を関連付けしているので,
        グローバルIPアドレスでも行けます.ただし,IPアドレスが変わる可能性があるため,
        同じ名前でアクセスできるドメイン名のほうが便利です.
  ポート : UltraVNCは5900ポートを使用するので「5900」で固定です.
  Username : 適当で
  情報を入力して[接続]をタップすれば,リモートできるはずです.(私は失敗しましたが)
 
  wifi接続(同一ネットワーク内)ではできたけど,3G回線からだと失敗しました.
  サーバPC側はリモート画面になるけど,Android側が表示されなかったorz
  画面が横向きでしか使えない
  文字入力はキーボード入力しかできない(フリック入力は不可)
 
・RemoteVNC Pro w/Ad 1.8.4 (成功)(少しだけ英語力が必要ですかね)
  Host : DDNSサービスのドメイン名を入力(同一ネットワーク内ならプライベートIPアドレス)
  Port : 使用するポート番号「5900」で固定
  Password : サーバPCのUltraVNCで設定したパスワードを入力
  それ以降は,画質の設定とかみたいです.
  [戻るボタン]を押すと今入力したドメイン名が表示されているので,タップするとリモート開始です.
  マウスポインタの操作が難しいかも
 
とりあえず3G回線から,ネット経由でのリモートはできました.
操作性がいまいちなのでVNCクライアントアプリは,もう何種類か試さないといけませんね.
 
 
■□■参考■□■
DiCE 基本設定 -Face Nap ナビ- http://facenap.com/dicepose.html 閲覧日:11-12-28
ASCII.jp:Android端末で外出先から自宅のサーバーを操作する|必携!必読! Androidアプリ http://ascii.jp/elem/000/000/550/550339/ 閲覧日:11-12-28
 
 
 
 
 

UltraVNCでのリモートデスクトップ -前編- (同一ネットワーク内での設定)

11-12-27(火)記述
Windowsでのリモートデスクトップ(別のPCからの遠隔操作)について書きます.
 
(XP以降の)Windowsにも標準でリモートデスクトップ機能がありますが,
Home Premiumはクライアント(操作する側)機能のみ
ProfessionalかUltimateでないと,サーバ(操作される側)機能はありません.
そしてリモートデスクトップ終了後,サーバ側はログオン画面のままになります.
(レジストリ弄っても解除出来ませんでしたorz)
 
個人的に録画サーバを作ろうとしているので,ログオン画面では録画できないので困ります.
という訳で,Windows標準以外のリモートデスクトップを行います.
 
多少手間がかかるので,楽にPCを遠隔操作したい と言う人は,
TeamViewer(PC版・スマフォ版ともに無料)や,LogMeIn(PC版は無料,スマフォ版は有料)といったソフトを使うと楽でしょう.
IDとパスワードの入力だけでリモートデスクトップができるはずです.
詳しい説明は割愛します.
(ただし,これらのソフトは,おそらくサービス側を通してリモートするのでセキュリティ的によくはないと思います.
VNCならサーバとクライアントを直接繋ぐので,セキュリティ面は高いはず と勝手な予想を…)
 
目的
  UltraVNCを使って,同一ネットワーク内でのリモートデスクトップ
  (ネット経由のほうは後半で書きます)
 
実現方法
  1.IPアドレスの固定(サーバPCの)
  2.サーバPCにUltraVNCのインストール&パスワードの設定
  3.クライアントPCにUltraVNCのインストール
 
今回の内容
  ・IPアドレスとは
  ・IPアドレスを調べる
  ・IPアドレスの固定
  ・UltraVNCについて
  ・UltraVNC サーバ側インストール&設定
  ・UltraVNC クライアント側インストール&設定
 
環境
  ソフト          :UltraVNC ver.1.0.9.6.1
  サーバPC     :Windows7 Home Premium 32bit
  クライアントPC  :Windows7 Ultimate 32bit
  (※今回の内容はWindow7ならバージョンなどに関係なくリモートできるはずです)
 
 
■□■IPアドレスとは■□■
IPアドレスとは,PCなどを個別に認識する住所みたいなものです.
ただし,通常はDHCPサーバと言う機能によって,PC起動時に自動でIPアドレスが付けれらます.
つまり,起動するたびにPCを識別する住所:IPアドレスが変わります.
 
これでは遠隔操作したいのに,どのIPアドレスが操作したいPCがわかりません.
そこでIPアドレスを調べ,IPアドレス(住所)を固定します.
 
 
■□■IPアドレスを調べる■□■
1.[スタートメニュー]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コマンド プロンプト]でコマンドプロンプトを起動
2.コマンドプロンプトで「 ipconfig 」と入力
図の赤枠情報はIPアドレスを固定するため,あとで使用するのでメモしておきます.
(コマンドプロンプト起動しっぱなしでもいいですが)
  ※↓これらの値は環境により異なります.
  IPv4アドレス       :192.168.0.2
  サブネットマスク       :255.255.255.0
  デフォルトゲートウェイ  :192.168.0.1
 
 
■□■IPアドレスの固定■□■
※IPアドレスの固定はサーバPCのみで構いません.
 
1.コントロールパネル]→[すべてのコントロールパネル項目]→[ネットワークと共有センター]を開きます.
   (他にも[ネットワーク]を右クリック→[プロパティ]などでも開けます.)
2.[アダプターの設定の変更]をクリックすると,現在ネットに接続しているアダプタが表示されます.
 
 
3.(複数の場合,有効なものを)右クリック→[プロパティ]
 
4.[インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)]をクリック(※チェックボックスは弄らない)→[プロパティ]
5.「IPアドレスを調べる」で調べた情報を入力→[OK]
  ※[IPアドレス]に入力する情報について
    家庭内(同一LAN内)に1台のみPCがある場合
    上で調べたIPアドレスを入力(今回の状況では「192.168.0.2」)
 
    家庭内(同一LAN内)に複数PCがある場合(※1)
    「192.168.0.X」(Xは家庭内のPC数+1以上の数値(2~255の範囲で))を入力(私は「192.168.0.11」にしました)
 
    その理由ですが,IPアドレスの重複を避けるためです.
    他のPCはDHCPサーバによって自動的にIPアドレスが割り振られます.
    そのためIPアドレスを固定すると,起動する順番によって他のPCのIPアドレスとの重複(ネットに繋がらなくなる)が起こる可能性があります.
 
    (根拠なしの個人的な考えですが)
    家庭内なのでプライベートIPアドレスはおそらく「192.168.0.X」になるであろう.
    デフォルトゲートウェイのIPは「192.168.0.1」になるであろう.
    IPアドレスの自動割り当ては小さい数値から順につくだろう(192.168.0.2→192.168.0.3→192.168.0.4→…)
    →固定したいPCのIPアドレスのXは「家庭内のPC数+1以上の数値(2~255の範囲で)」なら重複しない(と思われる).
 
 
「インターネット…のプロパティ」ウィンドウ 「IPアドレスを調べる」で調べた情報
IP アドレス 192.168.0.X (※1)
サブネット マスク 255.255.255.0
デフォルト ゲートウェイ 192.168.0.1
優先 DNS サーバー 192.168.0.1(デフォルトゲートウェイと同じ)

 
■□■UltraVNCについて■□■
VNCとは,RFBプロトコルを用いてネットワーク上の離れたコンピュータを遠隔操作する技術(Wikipediaより)
UltraVNCは,VNC技術を使ってリモートデスクトップを可能にするアプリケーションのことです.
操作される側:サーバ機能と,操作する側:クライアント機能の両方を1つのソフトで実現しています.
 
VNCでリモートデスクトップするソフトは,他にもRealVNCなどがあった気がします.(記憶曖昧)
 
VNCソフトをサーバPCとクライアントPC(スマフォでも可)の両方にインストールすることで,
リモートデスクトップ環境を構築できます.
サーバ側のソフトと,クライアント側のソフトが異なっていても,同じVNC技術を用いているので
問題なく接続できます.(これについては後半でやります)
 
UltraVNC入手
公式:http://www.uvnc.com/downloads.html
おそらくサイトの初期状態では英語表示なので,必要なら日本語表示に変えて下さい.
画面中央の「UltraVNC」をクリックしてインストーラをダウンロードして下さい.
 
公式のものは英語版のみです.
古いバージョンなら日本語化されたものや,日本語化パッチが存在するようですが,今回は使用していません.
 
 
■□■UltraVNC サーバ側インストール&設定■□■
サーバにしたいPCでインストーラを起動してインストールします.
以下の画像は選択が必要な部分の抜粋です.
それ以外は基本的に「Next」で進めれば問題ありません.
 
 
Full installation       :すべての機能をインストール (今回はこれを選択しました)
UltraVNC Server Only    :サーバ機能のみ (サーバ側のみならこっちでもいいかも)
UltraVNC Server Only "silent" :サーバ機能のみ?
UltraVNC Viewer Only    :クライアント機能のみ
 
Download Vista addons files now :WindowsVista専用のドライバーがダウンロードできるようです(今回はwin7なのでチェックなし)
 
 
Download the mirror driver :画面表示を高速化するドライバーの用です.
Windows2000,XP,Vistaで動作する用なので,対象のOSをサーバに使う場合はインストールしておいた方が良さそうです.
 
上の2つのチェックボックスはサーバーをサービスで起動するかどうかを決めるものです
ログオン画面でもリモートしたいのでチャックを入れます.
上から3つめのチェックボックスはデスクトップにServerとViewerのアイコンを作成するかどうか
4つめは.vncという拡張子のアイコンをViewerに関連づける(接続先のアイコンを作ってダブルクリックで接続ができます)かどうか.
5つめはVNCサーバー用のドライバーをインストールするものでしょう.
 
 
「Next」で進むと,最後に「Finish」をクリックするとインストール終了です.
 
↑の設定ではデスクトップにショートカットを作っているので,「UltraVNC Server」をダブルクリックして起動します.
(ショートカットを作っていない場合はスタートメニューから起動)
 
パスワードの設定を行います.(初回起動時はこの画面が出ると思います)
赤枠の部分に任意のパスワードを入力→[OK],他はデフォルト設定のままです.
2回目以降は,タスクトレイアイコンを右クリックして表示出来ます.
 
 
■□■UltraVNC クライアント側インストール&設定■□■
クライアントにしたいPCで,サーバ側と同様にインストールを進めます.
クライアント機能のみをインストールするので,下図では「UltraVNC Viewer Only」を選択します.

1つ目のチェックボックスはデスクトップにショートカットを作成するか
2つ目は.vncという拡張子のアイコンをViewerに関連づけるかです.
 
ひたすら「Next」していけばインストール完了です.
 
リモート方法
「UltraVNC Viewer」を起動します.
サーバPCの固定したIPアドレスを入力→[Connect]をクリック→サーバPCで設定したパスワード入力すると操作ウィンドウが表示されます.
「Quick Options」はリモート画面の品質で,基本は[AUTO]で問題ないと思います.
 
操作ウィンドウ内にはリモート先のPCのデスクトップが表示されるので,
通常通り操作できます.
UltraVNCの機能でファイルの転送も出来ます.
(同一ネットワーク内なので,共有フォルダ作る方が楽ですが)
 
画面上部のツールバーのアイコンは左から
「Ctrl+Alt+Del」機能,全画面表示,設定,スクリーンのリフレッシュ,Windowsボタン,特定のキー入力を送る,
ネットワーク状態の表示,接続終了,ツールバー非表示,?,ファイルの送受信,?,?,チャット機能
です.(使い込んでないのですべてはわかりませんw)
右の図が設定画面で,「Japanese keyboard」にチェックがないと,キーボードから全角/半角切り替えができません.
 
 


ネット経由でのリモートは後半へ続く
続き UltraVNCでのリモートデスクトップ -後編- (インターネット経由での設定)
 

GoogleChrome 広告ブロックエクステンション

2012-12-16(金)記述
多くのwebサイトには,サービス側によって広告が表示されていることがよくあります.
邪魔ですねw.
勿論,多くのブログサービスにも,同様に広告が…
私は「忍者ブログ」で書いていますが,広告あり(有料会員なら消せる)です.
 
そこで,
  「ブラウザ側の機能で非表示にしてしまえ」
となりますね.
という訳でChromeのエクステンション「Adblock Plus for Google Chrome」を試しました.
 
今回の内容
  ・Adblock Plus for Google Chromeとは
  ・エクステンションのインストール
  ・使い方
 
 
■□■Adblock Plus for Google Chromeとは■□■
GoogleChromeのエクステンションで,邪魔な広告をブロックして非表示にできます.
※すべての広告をブロックするのは多分不可能ですよ.
Adblock Plusは,元々はFireFoxのプラグインとして有名だったらしいです.
それのChrome版です.

今回は「Adblock Plus for Google Chrome™ (Beta) ver.1.1.4」を使いました.
(まだβ版なのかぁ βなのにバージョン番号が1.xxって違和感が… 安定してるのかな?)
 
 
自分のブログでの結果
   
ブロックなし ブロックあり(邪魔な画像が消えたよ!)

 
■□■エクステンションのインストール■□■
  すると以下のようなページが表示されます.
  

 
2.画面右上の「CHROMEに追加」をクリックしてインストールします.
  特にブラウザの再起動も不要.
  あとは自動で広告をブロックしてくれます.
 
 
■□■使い方■□■
インストールするだけで,自動的に広告をブロックしてくれます.
アドレスバーの右側に「ABP」といったアイコンができます.
クリックすると下図のような表示が出ます.
「Enabled for this site」のチェックを外すと,閲覧してるサイトでは広告ブロックを解除できます.
 
あとはオプションで,広告のフィルタリング設定ができるみたいです.
(要英語力なので,私はデフォルト設定のままです.)
 
 
 

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