2012-03-01(木)記述
個人的な設定を晒そうかと.
■□■今回の内容■□■
・フィルタの使い方
・便利そうなプラグインの紹介
・おまけ 個人的なフィルタの設定(アニメ用)
■□■フィルタの使い方■□■
===フィルタの設定===
大前提として"aviutl.exe"のあるディレクトリにあるはずの"Plugins"フォルダ内に
使いたいフィルタなどのプラグインである"aui","auo","auf"ファイルなどを入れておきます.
("aviutl.exe"と同じディレクトリでもプラグインは認識してくれるのですが,
フォルダ分けした方が管理しやすいので…)
メニューバーの[フィルタ]→使いたいフィルタをクリックするだけ
メニューバーの[設定]→各種フィルタの設定ウィンドウの表示ができます.
また
メニューバーの[表示]→[ツールウィンドウ]
⇛ツールウィンドウが表示されます.
各種フィルタのon/offや設定ウィンドウの表示などが簡単にできて便利です.
===フィルタの順番===
メニューバーの[設定]→[フィルタ順序の設定]→[ビデオフィルタ順序の設定]
【重要】上に表示されるものから順にフィルタがかかります.
おすすめのフィルタ順番は以下の通りです.
1.インターレース解除
2.ノイズ処理系
3.エッジ、輪郭処理系(シャープとか)
4.色調調整系
■□■便利そうなプラグインの紹介■□■
とりあえず各種プラグインには”readme.txt”がおそらく付属しているので,
ちゃんと読みましょうね.
===出力関連===
出力関連の多くは
メニューバーの[ファイル]→[プラグイン出力]
で使えます.
WMV出力プラグイン plus
wmv形式で動画を出力するために必要
PowerPointなどに動画を埋め込みたい人には必須ですかね.
必要なもの:"wmvoutplus.auo"
JPEG 3点セット
これの連番jpg出力
動画を連番jpgとして出力
必要なもの:"jpeg_output.auo","libjpeg-62.dll"
※"libjpeg-62.dll"は"aviutl.exe"と同じディレクトリに入れる("Plugins"フォルダではダメ)
連番BMP出力
動画を連番bmpとして出力
出力ファイルの容量が大きくなるので注意
必要なもの:"bmp_output.auo"
拡張 x264 出力(GUI)
"x264guiEx"の旧バージョンなので今は不要ですね
ずっとバージョンアップしてないようなので,今使うかどうかは疑問
iniファイルにx264のオプションコマンドを自分で記述しないといけないので,
AviUtl初心者には大変です.
メニューバーの[設定]→[インターレスの解除]
から設定や使用のon/offができます.
Lanczos 3-lobed 拡大縮小
AviUtlに標準で搭載されているリサイズフィルタよりも高画質にリサイズできるフィルタ
背景のざわつき(?)低減にも使えます.
メニューバーの[表示]
から各種ウィンドウを表示できます.
拡大ツール
CMカットに便利,現在のフレームの前後数フレームを別枠で表示してくれます
拡大ツール
範囲指定ヒストグラム
波形表示プラグイン
指定ラインのYCbCr/RGB/CbCrベクトル表示を行う
ノイズ表示フィルタ
拡大ツール系と合わせて,ノイズの除去具合を確認します
■□■おまけ 個人的なフィルタの設定(アニメ用)■□■
個人的な設定
基本的に速度優先
本当は”エッジレベル調整”や"prefilter for nonlinear sharpen"+"nonlinear sharpen"を
使いたいけど,エンコ時間が2倍3倍に増えるので使ってません.
"ジャンプウィンドウ"を活用して使ってCMカット
"拡大ツール","比較表示2"でフィルタの効果を確認します.
・導入してあるフィルタ一覧
・フィルタの順番
普段onにしているフィルタ関連しか順番調整してませんが…
・各種フィルタの設定
なかなか綺麗になりませんねw
アンシャープをかなり強く掛けているので実写には向かないと思います.
バンディング低減しても,tsファイルに元々乗っているノイズが消しきれません.
ちなみに現在の上記の設定では,
core i7-2600,GTX560Ti,メモリ8GBの環境で
30分のアニメのエンコードのみ(CMカット除く)で約1時間10分程度で完了しますね.