2012-03-02(金)記述
マイナーな機能ですが,
AviUtlはデフォルトで入っている画像入力プラグインによって
連番画像ファイルを動画のように取り込んで扱うことができます.
また,プラグインを追加することで,動画を連番画像として出力することができます.
前提として
でやってきた最低限の設定が完了しているものとします.
目的
連番画像ファイルを入力として,動画として出力する.
動画を連番画像ファイルとして出力する.
今回の内容
・連番画像ファイルの入力方法
・連番画像ファイルとしての出力方法
連番画像(1.jpg,2.jpg,3.jpg… みたいなもの)を
1つの動画ファイルのように読み込みます.
・AviUtlの設定変更
AviUtlを起動
メニューバーの[ファイル]→[環境設定]→[入力プラグイン優先度の設定]
"JPEG/PNG File Reader"を一番上にします.
下の方だと,他のプラグインと干渉して1枚だけしか読み込まれないので,最優先で…
・連番画像ファイルの入力
前提として,連番画像は同じフォルダにまとめておきます.
”[連番]_XXX.jpg”のような関係ない文字列の入ったファイル名だと1枚しか読み込んでくれません.
Flexible Renamerなどのリネームソフトで"[連番].jpg"にファイル名を変更して下さい.
(1.jpg,2.jpg,3.jpg… みたいな感じで)
動画の先頭にしたい画像をAviUtlのウィンドウへD&D
シークバーが青色なら連番画像として扱われています.
白色の場合は画像が1枚しか読み込まれていません.
ちゃんと連番になっているか?↑のプラグイン設定は合っているか?確認して下さい.
あとは通常の動画と同様に編集可能です.
・fpsの調整
※30fpsの動画にしたいのなら,以下の処理は不要です.
動画は一般的に30fps(1秒間に30枚の画像)で構成されています.
上記の状態でも,連番画像30枚で動画の1秒となっています.
しかし,場合によってはfpsを変更したい場合のやり方です.
上記の状態で
メニューバーの[ファイル]→[開く]
⇛これで連番画像のあるディレクトリが表示されるはずです.
"fps調整"にチェック
右のプルダウンから変更したいfpsを選択(1~60fpsの間で)
→[開く]
■□■連番画像ファイルとしての出力方法■□■
動画を1フレーム単位で連番画像としてキャプチャします.
・プラグインの準備
jpgまたはbmp形式で出力できます.
JPEG 3点セット
これの連番jpg出力
動画を連番jpgとして出力
必要なもの:"jpeg_output.auo","libjpeg-62.dll"
※"libjpeg-62.dll"は"aviutl.exe"と同じディレクトリに入れる("Plugins"フォルダではダメ)
連番BMP出力
動画を連番bmpとして出力
出力ファイルの容量が大きくなるので注意
必要なもの:"bmp_output.auo"
それぞれの必要なものを"aviutl.exe"のあるディレクトリにあるはずの
"Plugins"フォルダ内にコピーします.
※"libjpeg-62.dll"は"aviutl.exe"と同じディレクトリにコピー
・連番画像の出力方法
メニューバーの[ファイル]→[プラグイン出力]→[連番BMP出力]または[連番JPEG出力]を選択
BMP,JPEGどちらも大差ないので,今回はJPEGで
"ファイル名"に".jpg"と入力【重要】
"連番JPEG出力"ウィンドウの[ビデオ圧縮]をクリック
以下のようなウィンドウが表示されます.
一番上の"連番ファイル名の付け方"を
" %d "に変更
(上で書いた連番画像の入力をさせやすいように)
”_%04d”だと,出力されるファイル名が"[ファイル名]_[連番].jpg"になります.
ファイル名 :↑で入力したファイル名になります.
ただし”.jpg”とした場合には出力されるファイル名は"_[連番].jpg"になります.
連番 :"%04d"なので"0001,0002,…"のように4桁になります.
品質などは好みで,値が大きい方が綺麗で容量が大きくなります.(JPGのみの設定)
あとは[OK]
→"連番JPEG出力"ウィンドウに戻って[保存]
・fpsの調整
上で書いたとおり,一般的な動画は30fpsです.
従って1秒分で画像が30枚も出力されます.
そこで多すぎる場合には,fpsを調整して1秒間の枚数を変更します.
詳しくは上↑の"連番画像ファイルの入力方法"と同じですが…
メニューバーの[ファイル]→[開く]
"fps調整"にチェック
右のプルダウンから変更したいfpsを選択(1~60fpsの間で)
→[開く]
⇛選択したfpsで動画が読み込まれます.